2011年07月27日

★乳幼児に大流行!夏の感染症2★

昨日に引き続き夏の感染症について。

今回は手足口病についてicon26

手足口病は主にコクサッキーウイルスA16、エンテロウイルス71による感染症で、

報告数の90%前後を5歳以下の乳幼児が占めています。

そのため、保育園や幼稚園で集団発生しやすい病気です。

原因ウイルスは、気温と湿度が高い環境で動きが活発になるため、

夏から秋にかけての暑い時期に流行しやすく、

今年は佐賀、福岡、徳島、愛媛、島根など、西日本を中心に患者が多くなっています。

ウイルスに感染すると口の中や唇、手のひら、足の裏などに

2~5ミリの小さな水ぶくれや赤い発疹ができたり、熱が出たりします。

せきやくしゃみ、便の中にいるウイルスに触れることで感染します。

ほとんどは軽症ですが、まれに髄膜炎や脳炎を併発して重症になることもあります。

手足口病に特別な治療方法はありません。

一般的な感染対策は、接触感染を予防するために手洗いをしっかりとすることと、

排泄物を適切に処理することです。

特におむつを交換する際は排泄物を適切に処理し、

流水と石けんでしっかりと手洗いをします。

タオルの共用はしないようにします。

手足口病は、治った後もしばらくは便の中にウイルスが排泄されますし、

感染しても発病しないままウイルスを排泄している人もいると考えられることから、

日頃からしっかりと手洗いをすることが大切です。

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本日も最後までお読みいただきありがとうございました


  

Posted by 望月 伸洋 at 07:00Comments(0)健康